「冷シップと温シップ、どっちを貼ればいいですか?」
患者さんから、とてもよく聞かれます。
でも実は、
“冷シップ=ケガ”
“温シップ=肩こり”
のように、簡単には決まりません。
貼るタイミングを間違えると、逆に痛みが長引くこともあります。
まず知っておきたいこと
正式名称は「冷感シップ」・「温感シップ」
「感」です。貼った時の感じ方の違いであり、
冷えたり、温まるわけではありません。
例えば、クールミントガムをかんだら口の中は
スースーしますがひえてはいません。
どちらも「消炎鎮痛剤」なのです。
痛みを一時的にやわらげたり、楽に感じさせるためのものです。
大切なのは、
「今の痛みは、冷やす時期なのか?」
「温めた方が回復しやすい状態なのか?」
を見分けることです。
冷シップを使う時
冷シップは、炎症や熱を持っている時に向いています。
たとえば、
- ぶつけた直後
- 捻挫した直後
- 転んでひざが腫れた
- テニス肘が急に強く痛くなった
など。こんな時は、
- 熱っぽい
- ズキズキする
- 腫れている
- 触ると熱い
というサインがあります。
その場合は、最初の2〜3日だけ、冷シップや冷やすことが役立つことがあります。
温シップを使う時
温シップは、血流が悪くなって固まっている時に向いています。と言いたいのですが、消炎鎮痛剤は血流を弱めて痛みを鎮める仕組みなので注意が必要です。
- 慢性的な肩こり
- 長く続く腰痛
- 朝起きると固まっている
- 冷えると痛くなる
- 動き始めると少し楽になる
こんな時はホカロンなど貼るカイロのほうが楽になる場合があります。
それでダメなら温シップを薦めています。
迷った時の見分け方
冷やした方がいい
- 熱い
- 腫れている
- じっとしていてもズキズキする
- 急に痛くなった
温めた方がいい
- 冷えると痛い
- 動くと少し楽
- 朝がつらい
- 長く続いている
- お風呂に入ると楽
もし、お風呂に入ると楽になるなら、貼るカイロ。
それでだめなら温シップの方が合っていることが多いです。
逆に、お風呂に入るとズキズキして悪化するなら、まだ炎症が残っているかもしれません。
実は「温シップ」は、本当に温めているわけではありません
ここは意外と知られていません。
市販の温シップは、皮膚に刺激を出して「温かく感じる」成分が入っています。
実際に深いところまで温まっているわけではありません。
なので、
- お風呂
- 蒸しタオル
- 軽く動かす
方が、血流を良くするには効果的なことも多いです。
テニス肘はどっち?
テニス肘では、最初の強い痛みだけ冷やすことがあります。
でも、何週間も続いているテニス肘なら、冷シップを貼り続けるより、温めて血流を良くした方が回復しやすいことが多いです。
特に、
- 朝は痛い
- 動いているうちに少し楽
- ずっと湿布を貼っている
という方は、冷やしすぎて回復が遅れていることもあります。
まとめ
冷シップは「熱・腫れ・急な痛み」の時。
温シップは貼るカイロがダメで「冷え・固さ・長引く痛み」の時。
迷ったら、
「熱を持っているか?」
「温めると楽か?」
を目安にしてください。
もし、何週間も湿布を貼っているのに変わらないなら、
シップの種類ではなく、痛みの原因そのものを見直す時期かもしれません。
TAMACHI LAB
テニス肘、肩こり、腰痛、ひざ痛。
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